毎年12月10日は「世界人権デー」です。日本では、毎年12月4日から10日までの1週間を「人権週間」と定め、全国的に啓発活動を展開し、人権尊重の意識を高めるための取り組みをしています。私たちGLOBALTREEGROUPにおいても、前回に続いて、アライアンスパートナーである一般社団法人S.C.P.Japanの野口代表とのコラボレーション研修を企画。12月4日(月)に栃木県宇都宮市にて「性の多様性研修」を開催いたしました。
今回の研修においては、SDGs「5.ジェンダー平等を実現しよう」の取り組みの一環とし、野口代表をはじめ、当事者であるドキュメンタリー映画製作者の松岡弘明さんや元女子サッカー選手のメイミーさんをゲストにお招きいたしました。100名を超える職員が参加を希望し、松岡さんとメイミーさんの個人的な体験やライフストリーを共有することから始まりました。お2人は「LGBTQ+の当事者」という枠にとらわれるのではなく、「一人の人間」として理解してほしい、向き合ってほしい、知ってほしい。と語られていました。率直な話は、参加者であるGLOBALTREEGROUPの職員にとって大きな示唆を与えるものでした。真剣に耳を傾け、時には頷き、グループディスカッションでは積極的に意見を交換し、その内容を踏まえて質疑応答を行いました。性の多様性やジェンダーに関する理解をより深める有意義な時間となりました。
そして、専門療育を追求する私たちGLOBALTREEグループには、言語聴覚士・作業療法士・理学療法士・臨床心理士・公認心理師などの、いわゆる「専門職スタッフ」が総勢134名(2023年4月1日時点)在籍しています。十人十色との言葉通り、一人として同じ子はいません。お子さまの特性に合わせた課題をスタッフが把握し、発達状況に合わせた支援計画書を作成、完全オーダーメイドの療育プログラムをご提案しています。
さらに障がいのある子ども達が将来に向けて一歩踏み出すためのサポートを行うためには、児童療育現場において更なるインクルーシブな社会が必要です。障がいの有無や性別に関わらず、偏見や差別を減らし、包括的な環境を作るために私たちは重要なポジションにいると考えています。子ども達にとって、学校でも家でもない第3の場所として私たちの存在があるべきだということ。そしてその場所が誰にとっても居心地のよい場所として、共に前進できる場所であってほしいと願いながら、私たちはこれからも様々な取り組みを実施しながら進んで参ります。